「第23回まちづくりコーディネーター養成講座」レポート
2010年2月6日(土)、7日(日)
2月6日(土)、7日(日)の2日間、千葉県松戸市の聖徳大学生涯学習社会貢献センターで「第23回まちづくりコーディネーター養成講座」を実施しました。
2日間に渡って行う講座も回を重ねるごとに、新規受講者はもちろん、再受講希望者も増え、講座へのニーズも多様化していることを、理事長以下事務局スタッフも深く認識し、講座の意義から外れることなく、ご期待に沿えるプログラムを構築する努力をしています。
その中で今回は、すでに全国で活躍しているまちづくりコーディネーターの先輩方にご参加いただき、「ユニークな地域活性化」と題した全国の事例紹介の時間を設けました。
初日は、当協会副理事長の清水英男・聖徳大学教授による基調講演「『交流』がもたらす人と地域の活性化」でスタート。「自らの人生を輝かせる」ことに注目が集まる現代においての「生涯学習まちづくり」の意義を解説。人と人の交流から生まれる「協働」の概念など、まちづくりコーディネーターの基礎となる考え方を身に付けてから、それぞれの自己紹介を兼ねた情報交換タイム「私の地域活動」を実施。参加者それぞれが抱える地域の問題、自身の課題を話し合いました。みなさんの高い問題意識と、講座に対する期待感がうかがえるひと時でした。
午後は(財)日本余暇文化振興会の中嶋與正常務理事による、観光という視点に立ったまちづくりについての講演「観光政策と地域政策」から。そもそも旅行とは?という問いからはじまり、日本における旅行の起源、観光の意味=光を観るだけでなく、誇り・光を示すこと、それすなわち、国づくり、・まちづくりにつながるといった話の中で、観光立国を目指すわが国は、時に来日外国人にもアピールできる「多面的なまちづくり」を進めるべきではないかと具体例を取り混ぜてお話いただきました。
まちづくりの素地を学んだ後に、いよいよ「ユニークな地域活性化~全国の事例紹介」に。それぞれまちづくりコーディネーターとして活躍する、山梨県山梨市教育委員会・堀内邦満教育長、大分県佐伯市在住の水産物運搬業社長の土井克也さん、茨城県筑西市在住のたまり場・たろう主宰者・小松﨑登美子さんが登壇。齊藤ゆか当協会事務局長のコーディネートで、それぞれが取り組んでいる、市民大学、魚をテーマにしたイベント、たまり場活動などのまちづくり活動について、その成功談、失敗話、きっかけから今後の展望までをざっくばらんにお話いただきました。受講生のみなさんも、実践者の生の声に真剣に耳を傾け、質問や問いかけが活発に行われ、初日でもっとも熱を帯びた時間となりました。
夕方からは受講生全員が、全国生涯学習まちづくり協会発足20周年記念パーティー「まちづくり仕掛け人100人会議」に合流。この模様は「まちづくり仕掛け人100人会議」のページでレポートしております。
2日目午前は、当協会福留強理事長による「まちづくりコーディネーターの意義や活動について」の講義と、まちづくりコーディネーター鈴木迪雄さんを中心に「港町まちづくり公開討論~全国各地の港町まちづくり仕掛け人からのレポート」を実施。鈴木さん自身が企画の中心メンバーでもある「全国港町サミット」の構想を説明した後、前日の事例紹介でも意見を発表した大分県佐伯市の土井さん、同郷の加嶋良雄さん、広島県大崎上島町の長谷川尚道さんが登壇。それぞれ特長ある「港町」の活性化の取り組みを披露してくださいました。四方を海に囲まれた島国。港町からの報告は、日本を元気にするヒントがたくさんありました。
まちづくりの最近の動向として「観光」は切り離せません。続いて行った福留理事長による「観光とまちづくり」の講義は、観光立国を目指すわが国の施策と今後について、まちづくりの視点からアプローチ。ホスピタリティの重要性について解説しました。
2日間のまとめは、3つのグループに分かれてのワークショップ。「港町サミット構想」「ふるさと探検隊シリーズ」「たまり場ネットワーク」それぞれのテーマで、具体的な討議を行い、その内容を発表。福留理事長が一つひとつの発表にコメントを加えました。最後にレポート課題を発表し、盛りだくさんの内容で行った養成講座は終了しました。受講者のみなさんは、レポートが審査委員会に認められると、まちづくりコーディネーターの資格が授与されます。











