NPO法人 全国生涯学習まちづくり協会
第22回まちづくりコーディネーターリポート
平成21年9月12日(土)〜13(日)
9月12日(土)、13日(日)の2日間、千葉県松戸市の聖徳大学生涯学習研究所で「第22回まちづくりコーディネーター養成講座」を実施しました。長崎や大分、広島、島根など遠方の方や、関東近郊在住の方、大学生など、22名が参加されました。
2日間の講座は、清水英男聖徳大学教授・当協会副理事長による「地域の集団援助と活動の実際」と題された基調講演でスタート。その後、参加者それぞれが個性的な自己紹介を行い、座はリラックスした雰囲気に。
今回初めての試みとして「寅さんの面影をたずねて」と題した、受講生全員で“寅さんの街”葛飾・柴又をめぐる実践研究ツアーをプログラムに組み込みました。柴又は帝釈天を中心にした観光エリアとして発展してきたまち。週末となると全国各地からやってくる観光客で賑わいを見せます。彼らの目的のほとんどは、映画「男はつらいよ」ゆかりの場所を訪れること。「寅さん」は柴又にとって強力なコンテンツ。しかしながら、一見賑わっていて、成功している“まちづくり”も岐路に立っているようです。“寅さんの面影”を求める世代の高齢化が進み、若者の姿はまばら。柴又は「次の一手」が認められているのではないでしょうか。受講生同士の親睦を深めていただくことと、客観的な視点でまちづくりを捉えていただくことがこの実践研究ツアーのねらいでした。
研究所にもどり、地域活性化論を開講。齊藤ゆか当協会事務局長、安房文化遺産フォーラム池田恵美子事務局長、まちづくりコーディネーター鈴木迪雄さんの3氏による講演を行ないました。池田さんはフォーラムを通して、千葉県館山市で戦跡の保存、PR活動を行なっている。まちづくりコーディネーターの鈴木さんは、岩手県大船渡市のケセンきらめき大学や、大分県佐伯市のまちづくりをコーディネートする実践者。3人とも、現場にこだわる指導者ならではの「実体験」に基づいた個性的な地域活性化話をご披露いただきました。
夜の交流会でより親睦を深めた受講生のみなさん。2日目は、全国各地のまちづくりを支援する株式会社玄社長の政所利子さんによる「ユニークな地域活性化」から。政所さんは地域活性化に成功しているまち、失敗しているまちの共通点をわかりやすく講義。その上で、観光客の求めるニーズの変化と対応方法を解説していただきました。
2日間の総仕上げは、当協会の福留強理事長の指導によるワークショップ「地域活動計画論」。「生涯学習班」「大分県佐伯市活性化班」「長崎県平戸市観光班」の3グループに分かれ、それぞれテーマに沿った議論を展開し、「市民出演で作る有名な史跡を使った映画」「さあ!息ぬいて再起 佐伯ビューティープログラムをやってさあ~イキイキ」「幸せの夕日が見える家プロジェクト」と、いずれも独創的かつ個性的なプランを提示し、2日間のまとめとなりました。
受講者のみなさんには、ワークショップでまとめたプランを、個々人がさらに検討し、レポートにまとめる課題が出されました。レポートが審査委員会に認められると、まちづくりコーディネーターの資格が授与されます。
集中講座を終えたみなさんの顔は充実した笑顔。世代を超えて一緒に学んだ仲間との別れを惜しむ姿が印象的でした。








