NPO法人全国生涯学習まちづくり協会からのお知らせ
平素は当協会の活動にご理解・ご協力を賜りまして、ありがとうございます。
この度の「東日本大震災」は、私たちの仲間である会員の皆様にも多くの困難をもたらしました。
協会は、3月中旬から当ホームページ上に、日本赤十字社のバナーを掲載し、被災地支援のための義援金の送金方法をご案内してまいりました。日本国内外の数多くの団体・個人の皆様の善意が同社に届けられているのは報道で明らかになっています。
このほど、協会スタッフで事後の対策を協議し、被災地域にお住まいの会員のみなさんに、私たちの気持ちを直接、支援金という形でお渡しすることとしました。
会員の皆様のお手元にはすでに、今年度の会費納入のお知らせとともに、支援金のご協力をお願いする文書を送付させていただきました。
ご確認いただき、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
NPO法人全国生涯学習まちづくり協会 支援金送付先
団体会員 ケセンきらめき大学 南相馬市
なお、当協会会員以外の方のご支援もお待ちしております。
ご支援をいただける方は当協会までご連絡ください。
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事務局・被災地レポート
ー 陸前高田に誓うこと ー
「そこに街があった」という真実を受け入れることはできなかった。
色のない風景、音のない荒野。
ほんの一月ほど前まで市街地だった場所には地平線が広がっていた。
人はもちろん、鳥もいない、虫もいない、生命という生命が存在しない。
およそ「生活」とはかけ離れた状況が目の前にあった。
現実として受け入れられない光景。
夢であって欲しいと願わずにいられない現実。
時折吹く風が、潮の香りと少しの冷気を運んできて、
目に映るすべてが、紛れもなく陸前高田の今の姿なのだと思い知らされる。
想像をはるかに超えた真実を前にして、
理不尽なものに対する怒りと、悔しさ、諦念がない交ぜになって、
心を置き去りにされたような感覚を味わった。
この場所に、陸前高田の人々の生活を再現するには、
どれだけの時間と、どれだけの人の力が必要なのだろう。
この瓦礫と泥の地平から、一輪の花を咲かせるためには、
何回、朝日を迎えればいいのだろう。
自分には何ができるのか。
伝えること。この現状をできるだけ正確に、できるだけ正直に。
自分の言葉で表現することだと考えたそのとき。
いまほど、当事者と当事者ではない人の間に、同じ日本人の間に、
言葉の隔たりを感じることはあるだろうかという疑問が湧いてきた。
惨状、自然の威力、非日常―。それでもなお、笑顔を浮かべる被災地の人々。
そのどれもが「すごい」。
その「すごい」という言葉のひとつにも、使い方、捉え方の両面がある。
相手の感情に対して乱暴すぎやしないか、安易ではないか。
「すごい」という言葉でいいのか。
迷いながら、選びながら。
それでもなお、その言葉を使わざる得ない無力感。
伝えることの難しさを思い知らされた。
こんなにも、言葉に無頓着であった自分の浅はかさに打ちのめされる。
あの日がなかった日本であれば、あの日以前の日常が続けば、
という「もしも」はないと言うのなら、
いま、この瞬間がまぎれもない現実だと言うのなら、
その一瞬、一瞬の積み重ねが、やがて安息をもたらしますように。
いまはまだ「希望にしかすがれない」方々に、
本当の光が届きますように。
4月20日に、被災地を踏んで以来、そう願い続けている。
そして、被災地のために、いま、私たちにできることは何か。
自分に問いかけながらの生活を送っている。
亡くなった方々が“過ごすはずだった”今日を、
我々は、助け合いながら、精一杯、力強く歩んで行くのだ。
託されたこの国と、それぞれの明日のために。
NPO法人全国生涯学習まちづくり協会
事務局 長谷川修一








